「紫微斗数って難しそう…」そう思っていませんか?
最近SNSやブログでよく見かけるようになった「紫微斗数(しびとすう)」という言葉。
興味はあるけれど、
「なんだか難しそう」
「四柱推命と何が違うの?」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
私自身も最初は、「漢字ばかりでややこしい」「覚えることが多そう」と戸惑っていました。
でも、少しずつ学んでいくうちに気づいたのです。
紫微斗数は、本当の自分を深く知るための、まるで人生の取扱説明書のような占いだということに。
もし今、あなたが…
- 四柱推命との違いが知りたい
- 命盤ってどう読むの?
- 自分にも読めるようになるのかな?
そんな疑問や不安を抱えているなら、ぜひこの記事を読み進めてみてください。
この記事では、紫微斗数の基本から命盤の読み方まで、はじめての方にもわかりやすく、やさしい言葉で解説します。
紫微斗数占いを学んでみたい
紫微斗数を使って占ってみたい
と思っている初心者さんの第一歩を応援する内容です。
紫微斗数とはどんな占い?
「星の地図」から、あなただけの人生の流れを読み解く
紫微斗数(しびとすう)は、中国発祥の命術(生まれ持った運命を読む占い)のひとつで、約1,000年以上も前、皇帝が政治や人事を判断する際に使っていたといわれています。
特徴は、なんといっても「命盤(めいばん)」と呼ばれる、星の配置図。
これは、あなたが生まれた年・月・日・時間・場所をもとに作られる、まるで「魂の設計図」や「星からの地図」のようなものです。
この命盤には、12の宮(人生の分野)と、14の主星(性格や運命を表す核の星)、
さらに多数の副星(才能・思考・出来事などの補足)が配置され、
その人の性格、強み、弱み、人間関係、仕事運、結婚、人生の転機まで、多角的に読み解くことができます。
「努力すれば報われる」だけではうまくいかない時代に
紫微斗数の面白さは、人生の流れを読む力にあります。
つまり、どんなに努力してもうまくいかない時期があったり、逆に、がんばらなくてもスルスルと道が開けるような流れに乗るタイミングがある、ということ。
これは、私たちが長年信じてきた「土の時代」の価値観、
「がんばれば報われる」
「根性と忍耐がすべて」
とは、少し違った考え方かもしれません。
紫微斗数は、「今のあなたが無理なく幸せに生きるには、どんな流れに乗ればいいのか」
を教えてくれる道しるべのような存在です。
星を学ぶことは、自分を受け入れること
命盤を見ていくと、自分でも気づかなかった資質や、これまで「短所」だと思っていたものの裏に、大きな意味や才能が隠れていたことに気づく瞬間があります。
それはまるで、「もう、がんばらなくてもいいよ」と言われているような安心感。
紫微斗数の星たちは、あなたに「今の自分を信じて大丈夫」と教えてくれる存在なのです。
ワクワクした気持ちで、あなた自身の星の物語を読み解いていきましょう
次の章では、実際に命盤のどこを見れば何がわかるのか?
「星の意味」や「宮ごとのテーマ」などを、初心者さんにもわかりやすく解説していきます。
紫微斗数と四柱推命の違い
同じ「命術」でも、こんなに違うって知ってましたか?
占いを学び始めたばかりの頃、よく聞くのがこの言葉、
「紫微斗数と四柱推命って、どう違うんですか?」
どちらも東洋占術の代表格で、「命術(生年月日時から運命を読み解く占い)」という分類では同じ仲間。
でも、命盤の成り立ちやアプローチの仕方、得意とする分野には、それぞれ特徴があります。
ここでは、紫微斗数と四柱推命の違いをやさしく解説していきます。
1. 命盤の作り方の違い
🔹 四柱推命
生まれた年・月・日・時間をもとに、「干支(十干十二支)」という60の組み合わせから成る命式を使います。
命盤は、【年柱】【月柱】【日柱】【時柱】の4本の柱で構成され、主に五行(木火土金水)と陰陽のバランスから性質や運命を読み解きます。
🔹 紫微斗数
生年月日時と出生地(緯度経度)を元に、「命宮」を中心とした12の宮に、100種類以上の星を配置する命盤を作成します。
メインで使うのは14の主星(紫微星・破軍星など)+多数の副星。
人生の各分野(仕事、家庭、人間関係など)にフォーカスし、具体的かつ立体的に、その人の流れを読み解くのが特徴です。
2. 星の数と読み方の違い
- 四柱推命:使う情報は限定的。深堀りには熟練が必要。
→ 命式の構造自体はシンプルで、限られた要素から読み解くため、分析力や知識量が求められる「職人型」の占術です。 - 紫微斗数:星の種類がとにかく多く、情報は立体的。
→ 命盤を「人生の設計図」として読み解くスタイルで、感覚的に人生の流れをつかむことが得意な人にも向いています。
3. 向き・不向きで考えると…
あなたが大事にしたいこと | 向いている占術 | 理由 |
---|---|---|
自分の五行バランスや体質を知りたい | 四柱推命 | 五行・陰陽を軸にしているため、体質や性格の根本を分析しやすい |
もっと感覚的に、流れをつかみたい | 紫微斗数 | 星の配置から「どんな時期にどう動くといいか」が見えやすい |
占いをツールとして使いながら、今後の人生に活かしたい | 紫微斗数 | 命盤から人生の設計図を引き出せるため、行動指針が明確になる |
どちらが正解、ではなく「相性」で選んでOK
紫微斗数と四柱推命は、どちらも素晴らしい命術です。
それぞれの魅力があるからこそ、自分にとって使いやすいもの、しっくりくるものを選ぶのが大切。
「もっと自分を知りたい」
「運の流れに乗りたい」
そう感じているなら、紫微斗数の星の地図は、きっと心強い味方になりますよ。
紫微斗数の命盤ってどう読むの?
命盤は、あなたの魂が描いた人生設計図です。
紫微斗数では、生年月日・出生時間・出生地から「命盤(めいばん)」という星の配置図を作ります。
この命盤こそが、あなたの性格や才能、人間関係、仕事運、結婚運…といった、人生の全体像を描き出す魂の設計図です。
たとえば、命盤の中のある場所に「破軍星」が入っていたら、それは「壊して新しくする力」や「自由な生き方」を意味します。
でも、それをどう活かすかは人それぞれ。
だからこそ、命盤の中身を「あなた自身の言葉」で読み解くことが大切です。
命盤には12の「宮」があります
命盤は、以下の12の宮(きゅう)という部屋で構成されており、それぞれが人生の1つのテーマを表しています。
宮名(きゅうめい) | 意味(ざっくり言うと…) |
---|---|
命宮(めいきゅう) | あなたの性格・本質・人生のベース |
財帛宮(ざいはくきゅう) | お金との関わり方・稼ぎ方 |
夫妻宮(ふさいきゅう) | パートナーとの関係・結婚運 |
子女宮(しじょきゅう) | 子ども・後輩・育てる才能 |
兄弟宮(けいていきゅう) | 兄弟姉妹・仲間との関係 |
田宅宮(でんたくきゅう) | 不動産・住まい・家系運 |
官禄宮(かんろくきゅう) | 仕事・社会での役割・キャリア |
奴僕宮(ぬぼくきゅう) | 職場の人間関係・サポーターとの関係 |
遷移宮(せんいきゅう) | 外の世界・旅・引っ越し・運の展開 |
疾厄宮(しつやくきゅう) | 健康運・心の不調・体質傾向 |
福徳宮(ふくとくきゅう) | 趣味・価値観・内面の豊かさ |
父母宮(ふぼきゅう) | 親・目上の人・助けてくれる存在 |
これらの宮の中に、主星・副星といった「星たち」が散りばめられ、その組み合わせを読み解くことで、あなたの宿命や才能、人生の波を知ることができます。
命盤からわかること一覧
紫微斗数の命盤から読み取れるのは、こんなことです。
✅ あなたの本質・性格・強み(命宮)
✅ 向いている仕事や働き方(官禄宮)
✅ パートナー運・恋愛傾向(夫妻宮)
✅ 金運の流れ・お金との関係(財帛宮)
✅ これまでの運と、これから訪れる転機(大限・流年)
✅ 今の運勢の流れに乗るタイミング(太歳・小限など)
✅ 人生の「転職・引越・結婚」など大きな選択の時期
✅ あなたが幸せを感じやすいポイント(福徳宮)
✅ 隠れた課題や乗り越えるべきテーマ(疾厄宮など)
紫微斗数は、ただの性格診断ではなく、
「今のあなたに必要な行動」や「この先の選択のヒント」まで導き出せる実践的な占術です。
命盤は、あなただけの魂のコンパス。
人生の方向性で迷ったときこそ、その地図を開いてみてくださいね。
紫微斗数をもっと深く学びたい方へ
― 「知っている」から「使いこなせる」へステップアップするには? ―
紫微斗数の占いは、命盤の読み方を知って終わりではありません。
むしろ本当に大切なのは、命盤から「どう伝えるか」「どう活かすか」という使いこなす力です。
たとえば、紫微斗数をすでに学び始めている方でも、
「星の意味はなんとなく覚えたけど、命盤全体がどうつながってるのか分からない」
「鑑定文を書いても、言葉に詰まる」「ちゃんと伝わっているか不安」
そんな壁にぶつかることが少なくありません。
それは、知識から実践に進むタイミング。
ここを越えられると、命盤は驚くほど自由に読めるようになります。
初心者の壁を超える「3つのポイント」
❶ 命盤を「構造」で捉える目
→ 12の宮を単体ではなく、全体のバランスとして見る感覚を身につけると、「どこを強調すべきか」が自然と見えてきます。
❷ 星の意味を、日常の言葉に変換する練習
→ 「破軍星が命宮にある」ではなく、「新しいことを始めるほど運が動く」と翻訳して伝える感覚です。
❸ 実際の悩みに照らして読む橋渡し力
→ ただ星の意味を伝えるだけでなく、お客様の今の悩みと命盤をつなぐ言葉があると、ぐっと伝わりやすくなります。
📘 学びを「使える力」に変えたいあなたへ
喜南の講座では、紫微斗数を学んだ知識を「鑑定として伝える力」に育てる実践サポートを行っています。
- 命盤を見ながら、実際の悩みに合わせた言葉選びを練習
- 鑑定文テンプレートや添削サポートもついて安心
- お客様に届く言葉の書き方や、「伝え方の型」も一緒に身につけられます
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まとめ:紫微斗数は、一生の味方になる占いです
紫微斗数は、命盤という「星の地図」を通じて、あなたの人生の意味や、これからの流れをやさしく教えてくれる占いです。
そして、その読み解き方を身につけることは、自分や誰かの人生を深く理解し、支える力を育てることにつながります。
最初は難しく感じた命盤も、コツをつかめばどんどん楽しくなります。
命盤を読む力は、まさに一生の宝。
ぜひ、あなた自身の命盤から、その星の物語を読み始めてみてくださいね。
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